新型ドライブユニットを搭載しニューリリースされたYAMAHAのe-bike『WABASH RT』(ワバッシュ)。今回は進化した性能や乗り心地、新旧モデルの違いをスタッフのライドインプレッションと共にご紹介します。
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【インプレ】新型ドライブユニット搭載_ヤマハ『WABASH RT』
WABASH RTとは(ワバッシュ)
オンロードの快適性とオフロードの走破性を両立する電動アシストグラベルバイク。国内市場でいち早くe-bikeを展開したYAMAHA YPJシリーズの新モデルです。2世代目となる今作は新型ドライブユニット『PWseries S2』を搭載しさらなる進化を遂げています。
前モデルからの変更点
進化した新型ドライブユニット『PWseries S2』
前モデル『PWseries ST』より最大トルクが7%増加しながらも約20%小型化、約16%軽量化した新型ドライブユニット『PWseries S2』を搭載。ドライブユニット性能の要となる2点に大きな進化が加わりWABASH RTをより高性能なe-bikeとして仕上げてくれます。
下記の比較画像からも小型化したことがわかります。
より幅広いオプション選択が出来るライト位置
前モデルでのハンドルバーにマウントされていたライト位置からフロントフォーク付け根のヘッドチューブ付近へ変更。混雑しがちなハンドル周りに更なるオプションの取り付けが可能となりました。
■旧モデルハンドル周り
■新モデルハンドル周り
■ディスプレイ
前モデルと同じパーツを採用。速度やバッテリー航続距離、走行距離などの必要情報が確認に出来るようになっています。
嬉しいカラーバリエーション追加
前モデルでは1色のみの展開でしたが、新モデルでは『マットショールグレー』と『マットストーングレー』の2色を展開に。スタイルに併せたコーディネートが可能です。
ライドインプレッション
今回は神奈川県秦野市にある本格的な林道に車両を持ち込み走行してきました。
前モデルと比べて車両全体のカチッとした感じ、モーターのパワーも相まってオフロードの急登坂もしっかりと踏みしめるようにグイグイ上って行ってくれます。
上の画像のような険しい道でもタイヤの太さ、サスペンションドロッパーポストを活かし安定した走行をすることが可能です。
車両の安定感は下り坂でもいかんなく発揮され、フラットダートのコーナーなどもスムーズに曲がれます。
また、バッテリー、モーターといった重量物が車両下部に積載されているため、地面の凹凸に張り付くようなイメージで走行することが出来ます。
フロントフォークをサスペンションフォークなどに変更すれば、更なる走破性の向上も見込めます。舗装された道は勿論のこと、オフロードでも急な坂があっても、いつでもどこでも相棒として連れて行きたくなるそんな一台と感じました。
製品情報
- フレーム:ハイドロフォームアルミ
- タイヤ :MAXXIS RAMBLER 700 × 45C
- 変速 :SHIMANO GRX 11speed
- ドライブユニット:PWseries S2
- バッテリー:500Wh マルチロケーションバッテリー / 36V‒13.1Ah
- サイズ :S,M,L
- カラー :マットショールグレー、マットストーングレー
- 販売価格:¥468,000(税込)
- 航続距離:188km(プラスエコ)、128km(エコモード),99 km(スタンダード), 85km(ハイモード)