24年10月にリリースされたYAMAHAのe-bike『CROSSCORE RC(クロスコア アールシー)』。前モデルから進化した性能や乗り心地で待望のリニューアルとなりました。
さらに新モデルではスマホとシームレスにつながる先進機能を加えた『CROSSCORE Connected(クロスコア コネクテッド)』が登場。早速新モデルの詳細とレビューをご紹介します。
Contents
【インプレ】進化した国産e-bike 『CROSSCORE RC』
CROSSCORE RCとは(クロスコア)
2022年にYAMAHAのスポーツe-bikeブランド、『YPJ』から発売された高機能クロスバイク。
e-bikeとしての、バッテリーインチューブデザインや走行を楽しめる乗り心地、機能はもちろん、より日本人向けに特化したサイズ展開と、性能に対してお求めやすい価格が人気の車両です。
前モデルからの変更点
ドライブユニット
よりコンパクトに、より軽量に、そしてパワフルになったドライブユニット『PWseries S2』。低速からのしっかりとしたアシスト感はそのままに、中高速域までの自然な伸び感はこれまで以上となりました。
また、アシスト性能のみならず静音性も向上し、走行中もモーター音が気になりません。
オートマチックアシストモードのアップデート
これまでのオートマチックモードに比べて、より頻繁に且つ、自然にモードが切り替わります。多くの方にとって気持ちよく楽に乗れるように進化したといえそうです。
カラーリング
様々なファッションに合わせやすくするためにカラーリングを一新。これまでに比べて落ち着いたカラーリングは、通勤シーンでも使いやすい車体に進化。
ボディカラーにマッチしたブランドロゴも主張しすぎなず好印象な仕上がりです。
フロントライト
ライト位置が従来のハンドルから、下部のフロントフォークへ移動しハンドル周りがスッキリした印象に。人気のハンドルバーバッグや、バスケット利用の場合も荷物が光軸の邪魔にならず使いやすくなりました。
上位モデルの『CROSSCORE Connected』とは
YAMAHA独自に開発された、スマートフォン対応の専用アプリケーションを通じて、リアルタイムでの走行時の情報を得られる機能が搭載された上位モデルです。ハンドル部に新たに装着された大きなディスプレイが外見的な特徴です。
スマートフォンとリンクしていない状態
スマートフォンとリンクしている状態
Bluetoothが接続状態になり、下記のようにスマホアプリとリンクすることができます。スマートフォン上では走行記録を残せるのはもちろん、メンテナンスのタイミングを知らせてくれて、安全な走行ができます。
スタッフレビュー
・スタッフA 身長175cm 試乗サイズ L / 走行距離20㎞
第一印象の驚きは、以前のモデルと比べ圧倒的に静かになっていること。ドライブユニットとともに軽量化された走行性能が軽快な走りを生み出しています。
YAMAHAの車両らしく発進も滑らかで、あくまでも走行を補助しつつ自然に加速していくモーターの味付けは、YPJブランドへの期待通りで自分がそれだけの力を発揮しているかと錯覚するほど。
また、進化した『オートマチックアシストモード』が楽しく、モニター上で、踏力や速度に応じてコロコロとアシストモードが変わるのは面白く、漫然と漕ぐだけのサイクリングにならず楽しめます。
175cmの身長でLサイズの車体は、普段使いが29インチのe-MTBを使用しているのもあって、ややコンパクトな印象でしたが、取り回しや走行においては何ら不自由はありませんでした。
他のe-bikeと比べてバッテリーが大きく、車重はそれなりあり重いため、階段の上げ下げなど、持ち上げるような場面には向いていません。
・スタッフB 身長172cm 試乗サイズ L / 走行距離20㎞
『Crosscore Connected』の大型カラーディスプレイの視認性が非常によく、またハンドルのセンターに設置されている為、視線移動も少なくなった事で走行中の「一瞬だけデータを見たい」時の確認がしやすくなった印象。
また、画面表示のレイアウトも考えられており、最も確認するであろう時速の表示が画面上部にあるので、より最小限の視線移動で確認が出来るようになっています。
車体重量が比較的重い上に、ゆったりとした乗車姿勢になるので、アシストの切れる24km/h以上の巡航は難しいかもしれませんが、街中ルート中心の通勤や、ポタリングなどの用途にはもってこいの一台だと感じました。
モトベロ全店で試乗車が可能
●CROSSCORE RC
●CROSSCORE CONNECTED
紹介動画
