2023年、春、千葉県の木更津ユーポート内に、マウンテンバイクコースが併設された、オートキャンプ施設がオープンします。
この施設のプレイベントとして、12月11日に開催された、「Specialized Race Day in Kisarazu」の、3時間耐久レースe-MTB3名チームカテゴリーに参戦したスタッフによる、実走レポートをお届けします。
主催HP:https://www.sbcbicycle.com/srd2022/
Contents
耐久(Enduro)レースとは
「耐久レース(エンデュ-ロレース)とは決められた時間の中で、より多くコースを周回する競技です 。
初心者の方にも人気が高いレースで時間別の他に、個人戦・チーム戦などがあります。自分のレベルに合ったカテゴリーに参加することが可能でチーム戦で仲間と力を合わせて出走することも出来ます。
今回は3時間の時間内にどれだけ多く周回できたかを競います。」(主催HPより抜粋)
ということで、本レースは、今はまだ珍しいe-mtbカテゴリーなど、カテゴリーも多岐に渡って選べる為、参加ハードルは低く、ビギナーでも楽しめるイベントでした。
また、今回のコース全長(画像:イエローライン)は約2.5㎞、高低差8mと、平坦基調のコースなのも、ビギナーにとって参加しやすいポイント。
反面e-mtbならではの、アシストを活かした登坂性能の見せ場は、少ないコースとも言えました。
参戦e-mtb
MERIDA eONE.SIXTY 500
インチューブバッテリーにより、低重心のバランスの良さと、上位モデルと共通のシマノユニットSTEPS E8080と504Whバッテリー搭載のコストパフォーマンスに優れたアルミフレームの前後フルサスペンションe-mtb。
CORRATEC E-POWER X VERT CX
BOSCHの上位ユニット「Performance Line CX」を採用し、eMTBモードがあらゆる路面コンディションで、最適なトラクションコントロールを発揮します。
また、少し太めの27.5×2.8タイヤを採用し、リヤサスペンションが無くてもタイヤのエアボリュームで路面を往なして走破する、ハイパフォーマンスハードテールe-mtb。
SPECIALIZED LEVO SL EXPART
本レースの主催ブランドである、SPECIALIZEDのカーボンフレーム製軽量e-mtb。
レース会場で、最も見られたe-mtbシリーズで、ビギナーからレーサーまで多くの方が使用していました。
レース申込~当日受付
事前申込
今回のイベントは事前にWEBサイトから申し込みと参加費の支払いを行い、当日現地で名前を確認という手順のみの、初めてでも分かりやすいシンプルなものでした。
今回のレースでは、コース情報などの詳細は、Facebookの公式ページで最新情報を確認する事ができました。
当日受付
現地到着後、主催者テントで受付を済ませ、自転車につけるレースゼッケンやタグ(発信機)と、参加者ノベルティ、ケータリングチケットを手に入れます。
受付後は、準備運動や試走、自転車のセッティング確認などをしながら、思い思いに自分の出走するカテゴリーの招集を待ちます。
レーススタート
普段には無いスタート直前の緊張感は、レースイベントならでは。
各カテゴリーが一斉にスタートしますが、早い選手は追い抜く技術もある為、ビギナー選手はコース通り真っすぐに走っていれば問題ありません。
この日、e-mtbカテゴリーは、最後方からのスタートだった為、あまり気負わずに自分たちのペースでスタートが切れました。
平坦基調のコースでは、あまりアシストの恩恵は無く、先頭集団からはどんどん離れていきますが、3時間の長丁場ですので、まずはコースに慣れることを優先した走りで、ペダルを回します。
柔らかい土質の上りは、数少ないe-mtbの見せ場。
タイヤがとられて思うように漕げず、自転車を降りて押して上がる選手もいる中、余裕の笑顔で登り切ります。
短い上り下りをいくつかこなしてスタート地点へ戻り、約2.5㎞を8分程度で走っていきます。
4周もすれば、集団もある程度ばらけて各々のペースで走りやすくなりました。
ここで一回目の選手交代。事前に陣取りしたピットでタグ(発信機)を付け替え、仲間を送り出します。
今回のイベントはケータリングサービスがあり、自分の出走までの待ち時間には、ハンバーガーやBBQ、うどん、刺身にデザートのアイスクリームまで、至れり尽くせりのメニューでした。
レース会場とは思えない充実の内容と、そのあまりの美味しさに、寛ぎ過ぎて、出走タイミングを誤るほど。
このゆるさも、フォローしてくれる仲間のいる、チーム戦ならではの楽しみ方です。
一時間ごとに、カテゴリーごとの現在順位がアナウンスされます。
周回を重ね、気が緩んできても、順位を聞くとやる気が沸き、e-mtbと言えど、ピットに戻るときは、肩で息をしての全力疾走を続けます。
2時間を過ぎ、後半になると、e-mtbならではのアシストを活かした、安定した巡行速度で、当初抜かれた分を取り戻していきます。
「ウィーン」というモーター音と、「右(左)行きまーす」の掛け声に、疲れた選手達が道を譲ってくれ、コースへの慣れもあって、走りはこの日一番のスムーズさに。
いよいよ、3時間の耐久レースも大団円。主催者の振るチェッカーフラッグ脇を、やり切った笑顔でゴール。
たった三時間でしたが、走り切ったチームメイトを大声で讃えあいます。
気楽な草レースでも、中々に感動的で、この達成感がレースにハマるポイントかもしれません。
表彰
レース後には表彰があり、参加者の温かい拍手の中、記念品や賞状を受け取ります。
着恥ずかしくも誇らしい瞬間。
今回は2位でゴール出来、次回の目標が出来ました。
如何でしたでしょうか。まだまだ多くはありませんが、e-bikeが参加できるレースも増えてきております。
今回のレースのように、モトベロ各店にはe-bikeを使った、様々な経験をしたスタッフが多く在籍しておりますので、実際に使ってみての、感想を交えたご案内も得意としております。
e-bike購入ご検討の際は、ぜひモトベロ各店へ足をお運びください。
関連動画
レースの模様を動画にて是非ご覧くださいませ。
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