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今回は、先日お取り扱いを開始した、注目のSPECIALIZED(スペシャライズド)クロスバイクタイプ「VADO SL(バド)」を、専門店スタッフのインプレッションを含めてご紹介いたします。

ご購入検討中のお客様はぜひ、こちらの記事をご参考ください。

SPECIALIZED「VADO SL」とは?

デザインはスタイリッシュなクロスバイクそのもので、電動アシスト車特有のモニターや配線、フレームの太さやバッテリーなどの特徴が無い為、電動アシスト車と言われなければ、一般のクロスバイクにしか見えないのがスゴい所。

重量は15.5㎏と軽量。車体持ち上げるとそれなりの重量感はありますが、取り回しは、一般車とそう変わらない感覚で行えます。

エントリーモデルの「VADO 4.0」とサスペンション機能の「Future Shock 1.5」カーボンフォーク搭載の「VADO 5.0」、さらにはそれぞれのスペックはそのままに、標準装備でフェンダー・リヤキャリアが搭載された「VADO 4.0 EQ」・「VADO 5.0 EQ」の4ラインナップでの発売となっております。

「VADO 4.0」

VADO 4.0
VADO 4.0 EQ
スタッフM

アシストモードは三段階で、この三段階の強弱を好みでカスタマイズ可能な仕様も、他社には無いスペシャライズド独自の面白さですが、今回はデフォルトのままで試してみました。
 

アシストLv2を選び漕ぎ出すと、自然なアシスト感ながら、車体が思った以上に前に進み出す感覚は、実際の車重よりも軽い自転車に乗っているような錯覚を覚えます。
 

アシストをLv3に引き上げても、BESVやBOSHのようなモーターパワーで「グンッ」と体ごと持っていかれる感覚とはアシスト感が異なるので、ここは好みが分かれるところ。
 

アシスト速度域では「キューン」という高音系の回転音で、モーターが働いているのが分かりますが、アシストが切れる際は、アシストが止まったと感じるのではなく、この回転音がしなくなった事でわかる程度の自然さです。
 

これは一般のスポーツサイクルユーザーにこそ、乗って頂きたい乗り心地で、アシスト自転車へのネガティブなイメージは払拭されること請け合いです。
 

約70㎝のハンドル幅は、やや広めで、車体を寝かせたり、抑え込むのも容易で扱いやすい一方で、これまで一般のロードバイクやクロスバイクに乗ってきた方は、好みに応じて一般的な60㎝程度に、詰めて頂いた方が乗りやすいかもしれません。

スタッフK

なんといっても一目で電動アシスト自転車とわからないルックスが特徴。
 

BB付近に目を向けなければ、バッテリー脱着のための継ぎ目がないのも相まって、ダウンチューブが太目なだけの自転車にしか思えません。
 

足回りもロードブーストといわれる独自規格(フロント12×110、リア12×148)を採用し、太目のタイヤ、長めのハンドルを採用しているので荒れた路面も恐れずにチャレンジさせてくれるそんな感覚を与えてくれます。
 

前後ライトは標準装備、ミッションコントロールと呼ばれる専用アプリから、ステルスモードをオンにすれば夜間は少し気になるトップチューブ上のバッテリー残量、アシストの強さのインジケーターの発光もオフにできます。
 

BOSCH製やSHIMANO製のモーターと比べると低回転時のアシストは苦手としています。
 

しっかりと停車前に軽いギアに変更する、といったスポーツ自転車の乗り方が求められます。
 

慣れるまではつい頑張りすぎて、息切れするぐらいまで走ってしまいましたが、慣れてきて適度な流し方、乗り方がわかるようになると非常に楽しい乗り物でした。

製品情報

【VADO 4.0】

  • 重量:15.5kg
  • サイズ:S・M・L
  • カラー:3カラー
  • 最大走行可能距離:130km

【VADO 4.0 EQ】

  • 重量:16.5kg
  • サイズ:S・M・L
  • カラー:2カラー
  • 最大走行可能距離:130km

「VADO 5.0」

VADO 5.0
VADO 5.0 EQ
スタッフM

4.0と比較すると、「マイルドでしっとりとした」というような表現が当てはまる乗り味で、これは前輪を支える独自機構Future Shock 1.5カーボンフォークの効果。
 

アスファルトや、軽い砂利道の不整地でも安定して走れ、歩道に乗り上げる際の突き上げもいなしてくれます。
 

この快適装備を備えながらも、重量は15kgを切って、他社のe-bikeよりもかなり軽いと言え、アシスト速度域を超えた30㎞/h以上の速度域では更に軽快。
 

また速度が出ると、路面状況によってはハンドルが跳ねるのを感じますが、これもFuture Shock 1.5カーボンフォークのお陰で安定し、躊躇わずに、更にペダルを踏み込むことが出来ます。
 

予算が許すなら断然5.0がおススメ。
 

カドの取れた上質な乗り味を好む、大人の為の一台です。

製品情報

【VADO 5.0】

  • 重量:14.9kg
  • サイズ:S・M・L
  • カラー:1カラー
  • 最大走行可能距離:130km

【VADO 5.0 EQ】

  • 重量:15.9kg
  • サイズ:S・M・L
  • カラー:2カラー
  • 最大走行可能距離:130km

いかがでしたでしょうか。

気になる方は、ぜひ、モトベロ各店にご来店ください。

次回はロードバイクタイプの「CREO SL(クレオ)」、次いでマウンテンバイクタイプの「LEVO SL(リーヴォ)」をご紹介いたします。

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