その優れたデザイン性と高い性能で、ヨーロッパを始めとした各国の電動アシスト自転車市場で高い評価を受けているブランド『BESV』。その『BESV』が現代アートとの融合を模索して始まった『MAISON BESV』。今回はその第3弾として発表された、『VOTANI H3』の3モデルをご紹介いたします。

【第3弾】MAISON BESV 『JUN INAGAWA』モデル

MAISON BESV(メゾンベスビー)とは


e-Bikeは単なる乗り物を超え、ファッションアイテムとしての地位を確立しています。

そのデザインと性能は、現代の自己表現の手段として、多くのライフスタイルに深く影響を与える存在となっています。一方で、現代アートも活況を迎え、その領域が広がる中で、多様なクリエイティブが生まれています。

BESVはこの両者のクリエイティブの融合を模索し、新たなライフスタイルを提案する製品の開発を『MAISON BESV』として、スタートいたします。

MAISON BESV

VOTANI H3とは

2014年にオランダで誕生した自転車ブランドの「VOTANI」。日本で展開される「VOTANI by BESV」は、e-bikeメーカーBESVよって企画されており、デザイン性、性能の高さが特徴です。

中でもこちらのH3は、VOTANIらしいバッテリーをフレーム内に収め且つ、センターバスケットによるシャープなデザインに、20インチタイヤによる小回りの良さをあわせ持つ、バランスの良い街乗り向けモデルです。

さらに、e-bikeメーカーであるBESVの制御技術を受け継いだパワフルかつ自然なアシストと、フロントフォーク搭載のサスペンションにより、歩道と車道の段差などの衝撃をやわらげ、快適な乗り心地を実現しています。

JUN INAGAWA


ヒーロー、漫画家、音楽家。アニメやマンガの影響を強く受けながらも、中高生時代をアメリカ・カリフォルニアで過ごす。異国での孤独な時間の中で自身の美学を探求し、ストリートアートやポップカルチャーの要素を取り入れた独自のビジュアル表現を確立している。

2017年、スケーターの”Sean Pablo”が率いるParadis3とのコラボレーションをきっかけに、ロサンゼルスで開催された”Younglord(A$AP Bari)”主催のVLONE POP UPにて壁画を制作。

その後、DIESELやSupremeなどのファッションブランドとのコラボレーションを手掛けるほか、世界的アーティスト”Billie Eilish”のステージ衣装デザイン、日本のガールズグループ”BiSH”のジャケットイラスト制作など、幅広い分野で活躍している。

また、2020年からは、エレクトロやテクノ、レイヴ・ミュージック主軸に踊りと物語の調和を追求するDJスタイルを確立し、東京のアンダーグラウンドシーンで活躍。2022年には、ユニット「Frog 3」を結成し、音楽家としても活動を開始。

現在は、自由な表現を追求する過程で経験を経て、様々な新しいプロジェクトが進行しており、いま最も熱いクリエイターの一人である。

VOTANI H3 JUN INAGAWA MODEL

JUN INAGAWA DRAWING MODEL


JUN INAGAWAが直接e-Bikeに描いた特別なDrawing modelは、この世に一台だけのユニークなアートピースです。彼の描くキャラクターたちは、フレームやハンドル、ホイールなど、e-Bikeのさまざまな部分に繊細かつ力強く描かれており、それぞれが物語を語りかけるかのような存在感を放っています。

デザイン全体は、手書きならではの温かみとダイナミズムに満ちています。曲線やディテールにこだわり抜いた描写が、まるでキャラクターたちがe-Bikeと共に動き出しそうな生き生きとした印象を与えています。

また、「With a Dream in your heart….you are never alone…」などをはじめ、ポジティブなメッセージが各所に書かれ、乗る者の心を奮い立たせ、夢への旅路を後押しします。今回特別に、JUN INAGAWAがイラストドローイングを施したヘルメット(※)も付属致します。

2025年4月10日時点で、代官山モトベロにて現車を展示しております。
(※)ヘルメットは、Thousand Helmet Heritage 1.0 /Carbon Black Mサイズ

JUN INAGAWA “RUN RUN RUN” MODEL


JUN INAGAWAの世界観とBESV の先端テクノロジーが融合し、移動という行為そのものがメッセージ性を帯びたアートとなります。デザインは、少女たちが前後に駆け抜ける様子を描くことで、未来へ進もうとする意志と、過去や現実からの逃避という相反する動きを表現しています。

また、錆びて剥がれたテクスチャーは、荒涼とした都市風景を想起させる要素を取り入れ、現代社会が抱える無機質さを象徴しています。 フレーム左面で進行方向に向かって疾走する少女たちは、希望と挑戦の象徴であり、変化を求めて進む姿勢を映し出します。 フレーム右面には、逆方向へと走り去る少女を配置し、社会や既存の価値観へのアイロニーと反逆精神を感じさせます。 これにより、同じ空間の中で、対立する感情や葛藤が交錯する瞬間を捉えています。

このe-Bikeは、単なる移動手段ではなく、社会を批評し、自由な選択の象徴としての意味を持つアートピースです。 乗る者は、前進と回避、挑戦と抵抗、そのどちらにも振り切ることができる――まさに、この時代を駆け抜けるための”アイロニカルな相棒”なのです。 BESVの革新的なモビリティが、JUN INAGAWAの世界観と交わることで、このe-Bikeは単なる製品を超え、新しいライフスタイルの表現へと昇華します。

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JUN INAGAWA “GIRL AND GIRL” MODEL


このコラボレーションは、JUN INAGAWAの社会に対するアイロニーを、BESVの革新的なe-Bike「Votani」で表現する試みです。まるでクローンのような同じ顔のふたりの少女は、量産化される個性や同一化された社会に対するメタファーです。 彼女たちは、現代におけるアイデンティティの喪失と、それに抗おうとする姿を象徴しています。

無機質な価値観の中で個性を再定義しようとするその存在は、反抗と再生のメッセージを伝えています。 錆びて剥がれたテクスチャーは、荒廃した都市や疲弊した社会の風景を映し出します。 少女たちは、時代の流れに取り残されたような朽ちた空間で、それでも無言の反抗心を抱き続けます。

彼女たちの眼差しは、時代に逆らいながらも自分の意志で進み続ける力強さを表現しています。 このデザインでは、一方の面の少女は、未来への挑戦と希望を象徴し、もう一方の面の少女は過去や現実からの逃避を示唆します。 彼女は葛藤や諦念を抱えながらも、反抗の意思を捨てることはありません。こうして、希望と失望、前進と後退という相反する感情が一つのプロダクトに共存しています。

このe-Bikeは、単なる移動手段ではなく、社会批評を内包するアートピースです。 利用者は、これに乗ることで社会の枠に対するアイロニーを体現し、都市を自由に駆け抜ける喜びを味わえます。 BESVの革新的な技術とJUN INAGAWAの独自の美学が融合することで、このプロダクトは新しいライフスタイルと社会への問いかけを生み出しています。

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モトベロ各店で展示中

モトベロ各店で車両の展示を行っております。ご紹介の通り大変希少なモデルとなっております。是非この機会を店頭でご覧ください。最新在庫のお問い合わせはモトベロ各店、またはお問合せページからお願いします。

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