昨年春先の発売以来、通勤通学などの日常にフィットする自転車として高い人気を獲得したヤマハの『CRAIG』。
2025年は、従来モデルと並行して新たに派生車種の『CRAIG PLUS』が登場しました。
今回はモトベロ名古屋星が丘のスタッフが、従来モデルとどう違うのか、どんな人にお勧めか等々、『CRAIG PLUS』の魅力をレビューいたします。
Contents
【インプレ】進化したシティモデル ヤマハ『CRAIG PLUS』
ヤマハ PAS『 CRAIG PLUS』とは
昨年春に販売を開始したヤマハ PAS『 CRAIG』。
細身でスタイリッシュなダイヤモンド型のフレームデザイン、日常使いに過不足のないその性能が評価され、発売以来瞬く間に人気車種となりました。PAS『CRAIG PLUS』は、それをさらに発展させたバージョンアップモデルです。
SPEC
- フレームサイズ:1サイズ 適応身長156cm~
- 車両重量:約22.6kg
- タイヤ:700×38C(英式バルブ)
- バッテリー容量:25.2V 15.8Ah
- 走行可能距離:オートエコ124km、スマートパワー71km、強64km
- 変速ギア:リヤハブ内装3段式
- フレームカラー:カーキジェイド、マットジェットブラック
- メーカー希望小売価格:142,000円(税込/2025年1月現在)
『CRAIG』シリーズとしての特徴
フレームや基本的な部分はスタンダードモデルの『CRAIG』と共通です。
涼やかな細身のダイヤモンドフレームにロードバイクと同じ700Cのホイールを履いた、スポーティなデザイン。それでいて、頑丈かつ街乗りに最適な内装3段変速機と安定感のある太いタイヤを備えることで、スポーツ自転車のような繊細さを必要とせず、日常使いにおいて抜群の使い勝手を誇ります。
日常使いの自転車では地味ながら非常に重要なポイントであるチェーンカバーももちろん装備。
ノーマルモデルPAS『CRAIG』との違い
更にブラッシュアップされて登場した『CRAIG PLUS』ですが、主な変化は2つ。
1:フェンダー標準装備
先代『CRAIG』の街乗り仕様としてウィークポイントだったのがフェンダーを備えていないことでした。
「雨の日には乗らない」という選択が取りやすい趣味性の高い自転車と違い、通勤、通学での需要が高かった『CRAIG』にとってこの点は無視できないポイント。『CRAIG PLUS』では見事にその懸念を払拭、より使い勝手の良い車両となっています。
2:バッテリー容量大幅アップ
『CRAIG』は最小サイズである8.9Ahのバッテリーを採用していましたが、『CRAIG PLUS』は24年以降の多くの他モデル同様、15.8Ahの大容量バッテリーを採用。 ノーマルモードで71kmと、それまでの40kmから大幅に航続距離がアップしています。
3:カラー展開
3つ目のポイントがカラー展開の違いです。
ノーマル『CRAIG』が3色展開に対し『CRAIG PLUS』は2色展開ながら、マットジェットブラックに加えカーキジェイドという爽やかながら落ち着いたグリーンをラインナップ。スポーツモデルである『CROSSCORE RC』にも採用されている注目カラーです。
スポーツe-bikeとの比較
見た目もスタイリッシュでスポーティな雰囲気を感じさせる『CRAIG PLUS』ですが、基本的には都市部での快適な移動に向けてチューンされた、街乗りモデルになります。
通勤通学でも距離がおよそ10kmを超えるような方、通勤通学、街乗りだけでなく休日に本格的なサイクリングも楽しみたいという方には、よりスポーツ走行に特化したパナソニック『XEALT S3F』や、更にワングレード上のヤマハ『CROSSCORE RC』などのe-bikeがお勧めです。 この2車種についての詳細は以下の記事をぜひご覧ください。
またリアキャリアの搭載が難しく積載力には限界があるため、後ろにもカゴを積みたい場合などにはリアキャリア搭載車種のご検討をお勧めします。
どんな人にお勧め?
スタンダードモデルのスタイリッシュなデザインはそのままに、更に使い勝手が増した『CRAIG PLUS』。雨の日でも自転車が手放せない方や、ほとんど毎日乗るので充電頻度が気になるという方にはよりお勧めできるモデルとなりました。
精悍なスポーツ自転車の雰囲気を持ちつつも街乗りに最適化したモデルというのは意外と稀有な存在です。街乗り自転車が欲しいけどデザインにこだわりたい、という方にもお勧めです。
モトベロ全店で試乗が可能
今回ご紹介したヤマハ PAS『 CRAIG』は、モトベロ全店で試乗車をご用意しております。お近くのモトベロにて、是非その走りの良さを体感してください。