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電動アシスト自転車専門店であるモトベロが、2025年最新モデルの子乗せタイプの電動アシスト自転車の違いと、その選び方をご紹介いたします。

新年度、新生活の通園に向けてご検討中の方、すでにお持ちの方でも最新モデルへの買い替えをご検討中の方にオススメの記事となっておりますので、是非ご一読ください。

■子乗せ電動アシスト自転車とは

幼児2人同乗基準適合車

子乗せ電動アシスト自転車とは、前後にチャイルドシートを装着し、お子様を乗せてOKという基準である「幼児2人同乗基準適合車」の要件を満たした車両を指します。

この基準外の車両は、チャイルドシートは前後のどちらか『片方のみ』付けてOK、もしくは前後ともに付けてはならない自転車ということになります。

今回は、全て「幼児2人同乗基準適合車」で、前後にチャイルドシートを装着して使用することが可能なモデルを抜粋してご紹介いたします。

子乗せモデルは『前乗せ』or『後ろ乗せ』の2タイプ

子乗せモデルには、乗車するお子様の人数や年齢によって特徴が異なる、『前子乗せタイプ』『後ろ子乗せタイプ』の2タイプがありますので、下記のような特徴がございます。

それでは各タイプの詳細を見ていきましょう。

・前乗せタイプ


前子乗せタイプはベビーカーのようなチャイルドシートが、自転車のハンドルに一体となった形が特徴となります。お子様の顔を見て、声を掛けながらの運転がしやすく、初めての子供乗せをお探しの方には特におすすめです。

・後ろ乗せタイプ


後ろ乗せタイプはリヤキャリアにチャイルドシートが標準装備され、追加オプションでハンドル手前にチャイルドシートの取り付けが可能です。

前後に子供をのせながらカゴに荷物を載せて使うことが出来る為、荷物の多い保育園への送迎を、子供二人同時に行う際などに、力を発揮します。

・チャイルドシートは何歳まで?


前に乗せるフロントチャイルドシートの中にも2つのシートがあります。左の画像のように、ハンドルと一体型になったシートと、右のようにオプションとして後付けでハンドルに装着するシートです。(シートの種類は車種によって取付できるタイプが限られます)

どちらのシートも、年齢:1歳~4歳未満、体重:15kg以下が基準となります。

後ろに取り付けるリヤチャイルドシートは、年齢:1歳~6歳(小学校就学前まで)、体重:22kg以下が基準となります。

・2つのタイプの違いは?

お子様の年齢を基準に選ぶ場合、『前乗せタイプ』は、お子様が1歳になりたてで、まだ後ろに乗せるのは心配というお客様にオススメです。すでにご紹介の通り、フロントチャイルドシートは、年齢では4歳未満、もしくは体重15kgまでが基準の為、2歳近くのお子様がご利用の場合は、フロントシートに乗せられる期間が短い為、『後ろ乗せタイプ』をお勧めします。

次の基準として挙げるのは、お子様の人数です。兄弟がいる、もしくはその予定がある場合、前後のチャイルドシートにお子様を乗せることとなり、下記画像の状態となります。


運転する方にとっても、ハンドルからサドルまでの空間が広く、運転しやすく安定感も抜群ですが、デメリットは、バスケットが無い為、荷物が載らないということです。

一方、『後ろ子乗せタイプ』に兄弟が乗車した場合は、下記画像のようハンドル手前側にチャイルドシートを増設していることから、運転する方の足回りスペースが若干ながら圧迫されます。しかし、前後にお子様が乗っても、フロントバスケットがある為、荷物を載せての移動が可能となります。


このように、『乗せるお子様の年齢』、『乗せる人数』によっても、どちらのモデルを選択されるか重要な選択ポイントとなりますので、是非一度実際の車両に試乗してみることをオススメします。

それでは最新2025年モデルの各社の違いを見ていきましょう。

前乗せモデル:メーカー別比較

前乗せタイプは、ブリヂストン、パナソニック、ヤマハの国内主要3大メーカーから、発売されています。

  • ブリヂストン ビッケ ポーラーe
  • パナソニック ギュット・クルーム・EX / DX
  • ヤマハ    PAS kiss(キス)

それでは個別にご紹介いたします。

・ブリヂストン 『ビッケ ポーラー e』

  • 全長:1760mm
  • 重量:30.8kg
  • 適応身長:138cm~(3人乗り時は147cm~)
  • 価格:190,000円

比較した3台の中で、サドルの高さが70cmと最も低く、小柄な体格の方でも乗車しやすく設計されています。またチャイルドシートの座面幅、奥行きが最も広くゆったりしているため、体格の良いお子さまでも、しっかり乗車いただけます。兄弟姉妹の年齢にあまり差がない、前後にお子様を乗せる期間が長い場合は、こちらのモデルがおすすめです。

オンラインショップでのご購入はこちら

・パナソニック 『ギュットクルーム・EX / DX』

  • 全長:1795mm
  • 重量:31.6kg
  • 適応身長:142cm~(3人乗り時は154cm~)
  • 価格:218,000円(EX)/ 190,000円(DX)

ベビー用品メーカー「コンビ」と共同開発された、サンシェード付きのオリジナルシートが人気。全長は3モデルの中で最長の1795mm。直進安定性に優れており前後にお子様の乗せての走行時に、より安定感を発揮します。

2025年モデルの特徴

・空気入れタイミングお知らせ機能


タイヤの変形量から空気圧を推定し、空気の入れ時を「クウキチェック」の表示でお知らせしてくれます。適正なタイヤ空気圧を保つことで、パンクやタイヤ・チューブの劣化を予防できます。

・押し歩きモード(クルーム・EXのみ)


歩道橋や商店街・公園などの、自転車の乗り入れが禁止されている場所での押し歩き時に、アシストを行ってくれます。上り坂や荷物を運ぶ時など、その状況に合わせてアシストの強さを調整するので、お子さまを乗せた状態での押し歩き時に重宝する機能です。

・ラクイック(クルーム・EXのみ)


手元スイッチで後輪サークル錠の解錠ができる電動ロック「ラクイック」が搭載されています。荷物が多いときでもキーを探す手間が省ける上に、鍵穴を探さなくてもいいので、手元が見えづらい夜でも大活躍の機能です。

オンラインショップでのご購入はこちら(ギュットクルーム・EX)

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・ヤマハ 『パス キス』

  • 全長:1770mm
  • 重量:31.1kg
  • 適応身長:142cm~(3人乗り時は145cm~)
  • 価格:187,000円

フルモデルチェンジを果たして新登場した、最新のモデルです。

繭型チャイルドシートのコクーンルームプラスを搭載して安心感抜群。チャイルドシートのフロントガードがお子様の足から胸までをすっぽりと包み、万が一の際も、外部との接触からお子様をしっかり守ります。

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後ろ乗せモデル:メーカー別比較

後ろ子乗せモデルも前子乗せと同様、主要3大メーカーからそれぞれ発売されています。

  • ブリヂストン 『ビッケ モブDD』
  • パナソニック 『ギュット・クルームR・EX /DX』
  • ヤマハ    『パス バビー』

それでは、個別に見ていきましょう。

・ブリヂストン 『ビッケ モブDD』

  • 全長:1810mm
  • 重量:32.4kg
  • 適応身長:142cm~(3人乗り時は152cm~)
  • 価格:195,000円

「回生充電」という、走りながら自動充電を行う機能が搭載されていることで、最大180kmの走行が可能です。

前輪にモーターが付いた「デュアルドライブ」システム、チェーンのように錆びないベルトドライブを採用しているなど、他社には無い機能性とおしゃれなデザインも特徴です。

また、前輪のみ大径化されているので、フロントチャイルドシートの取付位置が上がり、ペダリングを妨げにくい設計となっています。

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・パナソニック 『ギュット・クルームR・EX / DX』

  • 全長:1880mm
  • 重量:31.7kg
  • 適応身長:142cm~(3人乗り時は155cm~)
  • 価格:210,000円(EX)/ 187,000円(DX)

ここ数年のトップセラーモデルで、子供の乗せ降ろしのしやすさ、運転のし易さに定評があります。前乗せモデル同様、全長が3モデルの中で最も長く直進安定性に優れます。

上位モデルのギュットクルームR・EXには、手元スイッチで後輪サークル錠の解錠ができるラクイックが搭載されているところが、DXとの違いです。

オンラインショップでのご購入はこちら(ギュットクルームR・EX)

オンラインショップでのご購入はこちら(ギュットクルームR・DX)

・ヤマハ 『パス バビー』

  • 全長:1805mm
  • 重量:33.2kg
  • 適応身長:142cm~(3人乗り時は145cm~)
  • 価格:184,000円

お子様の頭部を270度包み込むハグシートを搭載、扱いやすくコンパクトな車体が特徴です。坂道に大変強く、ぐんぐん進むアシスト感は、モトベロの各店舗でも坂が多い地域にお住いのお客様より好評を頂いております。

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ヤマハ「バビー」&「キッス」2024年モデルからの変更点

・より跨ぎやすくなったフレーム


フレームが旧モデルよりさらに低くなったことで、小柄な方でも跨ぎやすくなりました。

・大型のスタンド


踏み面が大きくなったので、スタンドを立てる際に体重がかけやすいです。

・制動力の高いブレーキ


フロントはVブレーキ、リヤは大型フィン付ローラーブレーキを採用。急な坂でもしっかりと止まれます。

・チャイルドシートも進化


展開式のアームレスト、お子様を載せる時にバックルが股の下に隠れないように置き場が追加されました。

購入時のポイント

・購入時は必ず試乗を!

このように、専門店スタッフからスペックやそれぞれの特徴などをご紹介させて頂きましたが、お客様それぞれのライフスタイルによっておすすめ車両は変わります。よってお伝えさせて頂きました内容を知って頂いた上で最後は、実際に店頭でお子様と一緒にご試乗されることをお勧めいたします。

インターネットやカタログで見た目やカラーなどは確認することができますが、実際の走行感や車両を跨いでのサイズ感などは、ご試乗いただくことでしか判断がしにくい部分です。

大変便利な電動アシスト自転車は、子育て世帯のライフスタイルに欠かせないものとなりますので、是非店頭にてご試乗ください。

試乗車リスト一覧

動画で見る

『前乗せタイプ』と『後ろ子乗せタイプ』について

メーカー別の比較について

アフターケアについて

・定期メンテナンスが大切

最後に、もう一つ、大切なこととして、電動アシスト自転車を購入後、長く安全にお使いいただくためには、『定期メンテナンス』が不可欠です。


長期使用によるブレーキやタイヤの劣化は、制動性や走行性能が悪化し、思わぬ事故のもととなる可能性があります。定期メンテナンスは故障の予防や早期発見に効果的で、メーカーも6ヶ月に一度の定期点検を推奨しております。

モトベロでは、車両ご購入のお客様に『メンテナンス永年無料』をサービスとして付帯している為、多くのお客様に定期点検にお越し頂いております。

モトベロでは、下記をご購入時のオリジナルサービスとして自動付帯させて頂いておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。

モトベロ各店舗の情報はこちら

店舗情報

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