自転車、電動アシスト自転車に関する用語集です。グリップ・サドル・ハンドル・バスケットなどの自転車に関する一般的な用語から、アシスト・アンペア・トルクセンサー・リチウムイオンなどの電動に関する専門用語まで、わかりやすく解説しています。
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アシスト
補助の意味で使用されます。自転車の場合では、電動アシスト自転車・アシスト機能といったように電動機(モーター)により人力(ペダリング)を補助します。
アルミ(アルミニウム合金)
自転車のフレームなどを作成する上で最もポピュラーな素材です。
軽量かつ丈夫でサビにくく、素材としても安価なため幅広い種類の自転車に使用されていいます。多くの電動アシスト自転車の車体にはこのアルミ(アルミニウム合金)が使用されています。
アンペア(Ah)
電流の大小を表す単位です。
電動アシスト自転車などのバッテリーの容量を表す場合にはAhを使用します。A(電流の単位)とh(1時間の単位)をかけ合わせたもので、1時間あたりの放電可能数=容量を表示しています。1Aの電流であれば12Ahは12時間使用できる計算になります。
こちらの記事ではバッテリーを長持ちさせるコツなどを紹介しております。
参考までに、ご覧ください。
https://www.motovelo.co.jp/news/201712-6053/
アシストモード
ほとんどの電動アシスト自転車では、強モード・中モード・弱モード等のパワーセレクトが可能です。道路状況によって使い分けれるように備わっている機能です。例えば、急な坂にさしかかった時には強モードを使用し、よりパワフルなアシストモードに切り替えます。
こちらは各メーカーによって表記が違いますので、主要3メーカーの表記をご紹介いたします。
・ヤマハ
⇨強モード・標準モード・オートエコモード
・パナソニック
⇨パワモード・オートマチックモード・ロングモード
・ブリヂストン
⇨パワーモード・オートマチックモード・エコモード
※2017年現在
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回生充電機能
電動アシスト自転車に搭載されている回生充電機能は、坂道を下る時と平地を惰性で走る時にバッテリーを充電してくれる機能です。通常ではモーターから逆流した電気による機器の破損を防ぐために回生抵抗と言う電気を熱に変える部品が使われています。今まで熱として捨てていた電気をバッテリーに回生する仕組みとなっています。
カーボン(炭素繊維強化プラスチック)
炭素繊維を熱硬化性樹脂に浸し、加熱したものを固めて作られます。単に「カーボン(フレーム)」と呼ばれることが多いです。自転車では主にフレームやホイール、シートポストなどの素材として使用されています。
長所として、成型の自由度が高い・比重が軽い・剛性が高い・振動吸収性が高い、などがあげられますが、非常に高価で運用には専門性や知識が問われます。
その軽さなどからレーシング用のロードバイクなどのフレームにも用いられることが多くあります。
キャリパーブレーキ
ワイヤーがサイドにある最もポピュラーなブレーキタイプです。最近の電動アシスト自転車では、デュアルピボット形式の物が多くなっています。特徴としては、左右のブレーキアーチの作動軸が独立している事により、軽いレバーを握る力で十分な制動力を得られ、調整も比較的容易となっています。
キャリヤ(荷台)
前後につけられる荷物を載せる為の装備品です。バスケットやチャイルドシートを取り付けて使用します。
※チャイルドシート取り付け時のリアキャリアは、耐荷重クラス25・クラス27のものを使用します。
クイックレリーズ
おもにスポーツタイプの自転車に使用されます。レバーを操作するだけでホイールの脱着が出来る装置です。
クランク(スリーピースクランク)
ペダル軸とクランク軸をつないでいるパーツの総称です。
一般的な自転車で用いられているのは、スリーピースクランクと呼ばれており、
左クランク、クランク軸、右クランクが独立した3つの部品から構成されているのが特徴です。
グリップ
ハンドルの手で握る部分の総称です。
用いられる材質は色々あり、材質はゴム製のものが主流となっています。他にもシリコン製のものや合革・本革などのものもございます
グリップシフト
ハンドルの手元にある変速ギアを、グリップ式に回転させることで変速ができる装置です。スポーツタイプの自転車に多く採用されております。
グリス
油よりも粘度が高く常温では半固形になる潤滑油です。そのためハブ軸やヘッドパーツのベアリング(回転する為の小さい球)に使用されています。
このように、パーツに塗布して使用します。